PR:本記事にはAmazonアソシエイトのリンクを含みます。
Amazonのアソシエイトとして、親まもりガイドは適格販売により収入を得ています。
大人用おむつを初めて選ぶとき、「パンツ型とテープ型はどちらが漏れにくいのか」と考えがちです。
結論から言うと、最初に見るべきなのは吸収量ではなく、本人が立つ・歩く・トイレへ移動する・自分で上げ下げする動作がどこまでできるかです。
本人が立位や歩行を保ち、自分または軽い介助で上げ下げできるならパンツ型が候補です。寝て過ごす時間が多く、ベッド上で介助者がおむつ交換することが中心ならテープ型が候補になります。
先に結論|「動ける範囲」と「誰が交換するか」で選ぶ
【公式確認・編集部整理】
| 状態 | パンツ型 | テープ型 |
|---|---|---|
| 一人でトイレへ行ける | 合わせやすい | 通常は優先しにくい |
| 介助があればトイレへ行ける | 合わせやすい | 状態により候補 |
| 立てる・座れる | 候補 | 介助方法により候補 |
| 寝て過ごす時間が多い | 上げ下げが負担になりやすい | 合わせやすい |
| 本人が自分で交換 | 合わせやすい | 難しいことが多い |
| ベッド上で介助者が交換 | 負担になりやすい | 合わせやすい |
ユニ・チャームは、パンツタイプを「トイレ排泄に介助が必要な方、もしくは1人でトイレにいける方」、テープ止めタイプを「寝て過ごす時間の多い方、もしくは介助があれば起こせる方」に適したタイプとして案内しています。
花王も、トイレ等でどの程度排泄できるかという身体状況からパンツタイプとテープ式を選ぶよう案内しています。
パンツ型が向くのは、自分で上げ下げする動作を残したい場合
パンツ型は下着のように脚を通し、腰まで上げ下げします。
本人が立てる、歩ける、トイレへ移動できる場合は、これまでの排泄動作を続けやすいタイプです。
商品例:ライフリー うす型軽快パンツ Mサイズ 22枚入
向く家庭
- 一人でトイレへ行ける
- 手すりや見守りがあればトイレへ行ける
- 本人が自分でおむつを上げ下げできる
- 介助者が立位を支えながら着脱できる
- 日中はトイレ、外出時や夜だけ紙おむつを使う
向かない可能性がある家庭
- 立位が不安定で転倒リスクが高い
- ベッド上で交換することがほとんど
- 両脚を通して腰まで上げる動作が本人・介助者とも負担
- 寝た姿勢で頻繁に交換する
「パンツ型の方が軽度、テープ型なら重度」と一律に決める必要はありません。昼はパンツ、夜は別のタイプにするなど、時間帯や介助方法で使い分ける家庭もあります。
テープ型が向くのは、寝た姿勢で介助交換する場合
テープ型は、本人の身体の下へおむつを敷き、左右のテープで固定します。
寝て過ごす時間が多い人や、立った姿勢でパンツを上げ下げすることが難しい人では、介助者がベッド上で交換しやすいタイプです。
商品例:ライフリー 横モレあんしんテープ止め Mサイズ 20枚
向く家庭
- 寝て過ごす時間が多い
- 介助者がベッド上で交換する
- パンツ型を腰まで上げるのが難しい
- 身体状況に合わせてテープの締め具合を調整したい
注意点
テープ型は、中心がずれる、脚まわりに隙間ができる、テープの位置が不適切などで漏れにつながることがあります。
商品ごとの装着方法を確認し、必要であれば訪問介護員、看護師、ケアマネジャー等に実際の当て方を相談してください。
サイズの測り方が違う|パンツはウエスト、テープはヒップ
花王は、パンツタイプはウエスト、テープ式はヒップでサイズを選ぶよう案内しています。
同じ「M」「L」でも、メーカーや商品で適用範囲は同じとは限りません。
家族が購入する場合は、今使っている商品の「Mサイズ」という文字だけを覚えるのではなく、身体サイズとパッケージの適用範囲を確認します。
大きすぎても小さすぎても、隙間や圧迫、ズレの原因になります。
尿とりパッドは外側のおむつに合うものを組み合わせる
パンツ型・テープ型の内側に尿とりパッドを併用する方法があります。
外側のおむつが汚れていなければ、パッドを中心に交換できるため、交換負担や費用を抑えられる場合があります。
ただし、パンツ型にはパンツ用、テープ型にはテープ用など、外側のおむつに合う製品を選びます。
商品例:ライフリー テープ用尿とりパッド 一晩中あんしん 6回吸収 900cc 24枚
吸収回数だけで選ばず、外側との組み合わせ、排尿量、次に交換できる時間までを見てください。
尿とりパッドの吸収量と組み合わせ方は「尿とりパッドの吸収量はどう選ぶ?」で詳しく整理しています。
吸収回数はパンツ・テープを決める最初の基準ではない
パッケージには「排尿○回分」などの表示があります。
日本衛生材料工業連合会の表示ガイドラインでは、これは「吸収回数の目安」として、1回の排尿量やメーカー独自の測定方法とともに表示するルールです。
つまり、同じ「4回分」でも、本人がいつまで交換できないか、実際の排尿量がどの程度かによって使い方は変わります。
まず身体状態からパンツ型・テープ型を決め、その中で必要な吸収量を選ぶ順番が分かりやすいです。

昼と夜でタイプを変えてもよい
日中はトイレへ行けても、夜間は移動が不安定になる人もいます。
その場合、24時間同じ商品へ固定する必要はありません。
【編集部整理】
- 日中:自分でトイレへ行く → パンツ型
- 夜間:長時間交換できない → 高吸収パッドや夜用製品を検討
- 体調低下時:ベッド上交換が中心 → 一時的にテープ型を検討
ただし、突然立てなくなった、排尿状態が急に変わったなどの場合は、用品の変更だけで済ませず、必要に応じて医療・介護専門職へ相談してください。
本人が嫌がる場合は「できる動作」を奪わない
紙おむつを使い始めること自体に抵抗を感じる人もいます。
本人が自分でトイレへ行けるのに、介助者の都合だけでテープ型へ変えると、できていた排泄動作を減らしてしまうことがあります。
一方、本人が無理にパンツ型を使い続けて転倒しそうなら、安全面から介助方法を見直す必要があります。
「介助者が楽な方」だけでなく、本人ができること、本人の希望、安全を一緒に見て選びます。
買う前に確認する7項目
- 一人で立てるか
- 一人で歩けるか
- トイレまで移動できるか
- 本人が自分で上げ下げできるか
- 交換はトイレ・立位・ベッド上のどこで行うか
- ウエスト/ヒップが商品の適用範囲に入るか
- 次の交換までに必要な吸収量はどの程度か
初めて大人用おむつ全体を選ぶ場合は「大人用おむつはパンツ・テープ・パッドのどれ?」も確認してください。
費用を抑える前に「合う型」を決める
大人用おむつは継続購入になるため価格差は重要です。ただし、安い商品でも身体に合わず漏れが増え、交換枚数や洗濯が増えれば結果的に負担が増えることがあります。
最初から大容量を買わず、少量パックや試供品等でサイズ・当て方・本人の受け入れを確認してから継続購入を検討すると無駄を減らせます。
自治体によっては紙おむつの支給・助成制度があるため、費用が負担になっている場合は市区町村や地域包括支援センターへ確認してください。
まとめ
パンツ型とテープ型は、吸収量の多さではなく本人の自立度と介助方法で選びます。
立つ・歩く・トイレへ行く動作を残せるならパンツ型、寝て過ごす時間が多くベッド上交換が中心ならテープ型が基本的な候補です。
その後に身体サイズ、尿とりパッド、吸収量、昼夜の使い分けを調整してください。本人の尊厳と安全の両方を守れる組み合わせを探すことが大切です。
確認した公式資料
- ユニ・チャーム ライフリー「大人用おむつの基礎知識」
- 花王リリーフ「大人用おむつに関するよくあるご質問」
- 日本衛生材料工業連合会「尿取りパッドと紙おむつの併用」
- 日本衛生材料工業連合会「紙おむつの表示ガイドライン」
最終確認日:2026年8月17日


コメント