大人用おむつのサイズはどう選ぶ?パンツ・テープの測り方とメーカー差

介護用品・福祉用具

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大人用おむつの「M」「L」は、洋服のサイズ感だけで選ぶと合わないことがあります。

結論として、パンツ型はウエスト、テープ型はヒップを測り、その商品の公式サイズ表に合わせるのが基本です。同じMサイズでも、メーカーや商品によって適用範囲が違うため、「いつもMだから次もM」と決めない方が安全です。

さらに、数値が範囲内でも、脚まわりに隙間がないか、きつく食い込んでいないか、装着後にずれないかまで確認します。

先に結論|パンツはウエスト、テープはヒップを測る

【公式確認】

ユニ・チャームは、パンツタイプはウエストサイズ、テープ止めタイプはヒップサイズを参考に選ぶよう案内しています。

種類まず測る場所装着後に見る点
パンツ型ウエスト腰まで上がる、脚まわりに大きな隙間がない、きつすぎない
テープ型ヒップ身体の中心に合う、脚ぐりに隙間がない、テープ位置が無理なく止まる
尿とりパッド外側おむつとの適合・用途ギャザー内に収まり、ずれない

パンツ型とテープ型そのものの選び分けは、大人用おむつはパンツ型とテープ型どっち?で整理しています。

同じMでもサイズ範囲は同じではない

大人用おむつでは、同じ「M」という表記でも、商品ごとの適用範囲が違います。

例えば、ユニ・チャーム「ライフリー 横モレあんしんテープ止め」のMサイズは、公式ページでヒップ67~106cmです。同じ商品のLは81~128cmで、MとLの適用範囲には重なりがあります。

一方、大王製紙のアテントのパンツ商品には、Mがウエスト60~95cm、Lが80~125cmと案内されている製品があります。

ここから分かるのは、「Mなら何cm」と全国共通の基準があるわけではないことです。必ず今買う商品ごとの表を確認します。

パンツ型|ウエストを測ってから上げ下げのしやすさを見る

パンツ型では、ウエスト周囲を測り、商品パッケージやメーカー公式ページの適用範囲に合わせます。

大きめの方が楽そうに見えますが、ユニ・チャームは、大きすぎると漏れにつながる可能性があるため、ぴったりしたサイズを選ぶよう案内しています。

ただし、本人が自分で着脱する場合は、ひとまわり大きめの方が上げ下げしやすい場合もあるとしています。つまり、数値だけでなく本人の動作も見る必要があります。

商品例:パンツ型

ライフリー うす型軽快パンツ Mサイズ 22枚入は、パンツ型のサイズ表や装着感を確認する際の具体例です。

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この商品がすべての人に合うという意味ではありません。購入前に本人のウエストと最新の商品表示を確認してください。

テープ型|ヒップを測り、テープの位置と脚ぐりを確認

テープ型は、ヒップサイズを参考に選びます。

ユニ・チャームは、装着後にお腹とテープ止めの間へ手の平が入る程度のゆとりを適正サイズの目安として案内しています。

テープ型では、サイズ表の範囲に入っていても、身体の中心がずれたり、脚ぐりに隙間ができたりすると漏れにつながります。

商品例:テープ型

ライフリー 横モレあんしんテープ止め Mサイズ 20枚は、テープ型のヒップサイズを確認する際の具体例です。

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Mという文字だけでなく、公式のヒップ適用範囲を確認してください。

サイズが大きすぎると「安心」ではなく漏れの原因になることがある

漏れが起きると、より大きいサイズへ変えたくなることがあります。

しかし、大きくすると脚まわりやウエストに隙間ができ、尿が吸収体へ届く前に外へ漏れる場合があります。

逆に小さすぎると、十分に引き上げられない、身体へ食い込む、吸収体の位置がずれるなどの問題につながります。

漏れたときはサイズだけでなく、当て方・ギャザー・尿とりパッド・交換間隔も確認します。大人用おむつが漏れる原因は?も参考にしてください。

サイズ表の境目にいる場合はどうする?

例えばウエストがMとL両方の範囲に入る場合、数値だけでは一意に決まりません。

【編集部整理】次の順番で確認します。

  1. 本人が自分で上げ下げするか
  2. 脚まわりに隙間が出ないか
  3. 腰・お腹がきつくないか
  4. 動いた後にずり落ちないか
  5. 漏れが起きていないか

最初から大容量をまとめ買いせず、少量パックやメーカーの試供品が利用できる場合は、実際のフィットを確認してから継続購入する方が無駄を減らせます。

大人用おむつのサイズを測定・商品表・装着後の3段階で確認する図

体重だけでサイズを決めない

おむつのサイズは体重だけでは決められません。

同じ体重でも、ウエスト、ヒップ、太もも、姿勢、筋肉量などでフィットは変わります。パッケージがウエストやヒップを基準としているなら、その部位を実測します。

身体サイズが最近大きく変わった場合は、以前と同じサイズを自動的に買い続けないようにします。

吸収回数とサイズは別の判断軸

「MからLにすればもっと吸う」とは限りません。

サイズは身体へのフィット、吸収回数は製品の吸収性能の目安です。同じシリーズではサイズが変わっても吸収回数が同じ製品があります。

夜間の漏れが気になる場合も、単純にサイズアップするのではなく、正しいサイズを保ったまま夜用パッドや必要吸収量を検討します。

尿とりパッドの考え方は尿とりパッドの吸収量はどう選ぶ?で整理しています。

家族が離れて買うときに確認するもの

離れて暮らす親のおむつを家族がネット注文する場合は、次を写真やメモで残しておくと間違いを減らせます。

  • 現在の商品名
  • パンツ型/テープ型
  • 現在のサイズ
  • ウエストまたはヒップ実測値
  • 1袋の枚数
  • 吸収回数表示
  • 漏れ・きつさ・ずれの有無

「Mサイズを買って」とだけ聞くより、商品名と身体サイズをセットで管理した方が安全です。

本人の尊厳と介助負担|きつい・ゆるいを言いやすくする

おむつは毎日身体に触れる用品です。

本人が「きつい」「動きにくい」「恥ずかしい」と感じていても、家族へ言いづらいことがあります。介助者側の交換しやすさだけで決めず、本人の感覚も確認します。

赤み、ただれ、傷、強い圧迫跡などが続く場合は、サイズ変更だけで判断せず、医師・看護師・ケアマネジャー等へ相談してください。

サイズ選びのチェック手順

  1. パンツ型かテープ型かを先に決める
  2. パンツはウエスト、テープはヒップを測る
  3. 買う商品の公式サイズ表へ当てはめる
  4. 装着後の脚ぐり・腰・テープ位置を確認する
  5. 漏れ・ずれ・圧迫がないか1~数回の交換で確認する
  6. 合わない場合にだけ隣のサイズを試す

まとめ

大人用おむつのサイズは、M・Lという文字だけで選びません。

パンツ型はウエスト、テープ型はヒップを測り、購入する商品の公式サイズ表へ当てはめます。同じMでもメーカー・商品で範囲が違い、大きすぎても小さすぎても漏れや装着負担につながることがあります。

初回は大容量を避け、本人の動作、脚まわりの隙間、きつさ、漏れを確認してから継続購入するのが基本です。

確認した公式資料

最終確認日:2026年8月18日

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