尿とりパッドの昼用・夜用は何が違う?吸収量表示と選ぶ前の確認点

尿とりパッドの昼用・夜用は何が違う?吸収量表示と選ぶ前の確認点 介護用品・福祉用具

尿とりパッド売り場には「昼用」「長時間用」「夜用」「夜用スーパー」などが並びます。夜用の方が数字が大きい商品も多いため、「とりあえず夜用を使えば漏れにくい」と考えがちです。

先に結論です。昼用・夜用は名前だけで選ばず、吸収回数の目安、パッドの長さ・幅、寝返り時のカバー範囲、交換までの時間、組み合わせる外側のおむつを確認してください。同じ「4回分」でも、昼用と夜用で形状や想定場面が違う商品があります。

昼用・夜用の違いは「吸収回数」だけではない

見る項目昼用で確認夜用で確認
交換間隔日中に交換できる間隔就寝から起床までの時間
吸収回数必要量に合うか夜間尿量に合うか
形状動作・交換のしやすさ後ろ・横のカバー範囲
外側おむつ紙パンツ用/テープ用同じく適合を確認
姿勢歩行・座位など仰向け・横向き・寝返り
尿とりパッドの昼用・夜用は何が違う?吸収量表示と選ぶ前の確認点の図解

同じ「4回分」でも昼用と夜用がある

ユニ・チャームのライフリーでは、「長時間あんしん 尿とりパッド 昼用スーパー」と「一晩中あんしん 尿とりパッド 夜用」の両方に排尿4回分の商品があります。どちらもサイズは幅28cm×長さ55cmですが、商品説明は異なります。

昼用スーパーは長時間使用を想定し、ワイド形状やフィット性を案内しています。一方、夜用は寝返り・後ろ漏れを意識した「すっぽり幅広形状」を特徴として挙げています。つまり、「4回だから同じ商品」ではありません

「○回分」は本人の排尿回数そのものではない

ライフリーの上記商品では、「1回の排尿量150mlとして、当社測定方法による」という条件で吸収回数の目安を表示しています。アテントでも4回吸収について、1回150mlを前提とした自社測定法の数値と説明しています。

実際の1回量は人や時間帯で違います。したがって「4回分の商品なら本人が4回排尿しても必ず漏れない」と保証する数字ではなく、商品同士を比較する目安として見ます。

夜用は4・6・8・10回など複数ある

ライフリーの商品ラインアップでは、寝て過ごすことが多い方向けの尿とりパッドとして、昼用3~5回程度の製品と、夜用4・6・8・10回の製品が掲載されています。

夜間に交換する介助者がいるか、朝まで交換しないか、夜間尿量がどの程度かで必要量は変わります。数字が大きいほど常に適切とは限りません。厚み・装着感・費用も含めて、必要な範囲から選びます。

紙パンツ用とテープ止め用を混同しない

尿とりパッドには、紙パンツの内側に固定するタイプと、テープ止めタイプの内側で使うタイプがあります。例えばライフリーの「ズレずに安心 紙パンツ用尿とりパッド 夜用」は、幅18cm×長さ51cmで紙パンツ用として案内されています。

一方、「一晩中あんしん 尿とりパッド 夜用」などはテープ止めタイプと組み合わせる商品です。昼・夜より先に、今使っている外側のおむつに合う種類かを確認します。

関連記事:大人用おむつはパンツ・テープ・パッドのどれ?

パッドを重ねて吸収量を増やす考え方は避ける

「夜に漏れるからパッドを2枚重ねる」と考えることがありますが、重ね方によっては外側へ尿が流れにくくなったり、フィットを崩したりします。吸収量を増やしたい場合は、重ねる前に夜間向けの適切な吸収量・形状の商品を検討し、正しい装着方法を確認します。

尿とりパッドの吸収量と組み合わせ方でも、吸収量表示の見方を整理しています。

漏れるときは「もっと大きい夜用」だけで解決しない

漏れの原因は吸収量不足だけではありません。パッドの前後位置、立体ギャザー、体格との隙間、外側おむつのサイズ、寝姿勢、男性・女性で尿が当たりやすい位置なども影響します。

夜用へ替えても漏れが続くなら、まず装着位置と外側おむつとの組み合わせを見直します。皮膚トラブルや排尿量の急な変化がある場合は、商品選びだけで済ませず医療・介護職へ相談してください。

交換回数を減らすためだけに大型化しない

大容量パッドは長時間用として便利ですが、濡れた状態を長く放置することが適切とは限りません。本人の皮膚状態、便失禁の有無、介助スケジュールを踏まえ、必要なタイミングで交換します。

夜間介護の負担を軽くしたい場合も、「一番大きな数字」を選ぶのではなく、実際の夜間尿量・漏れ方・交換可能な時間を介護職等へ伝えて相談すると選びやすくなります。

買う前のチェックリスト

  1. 外側は紙パンツかテープ止めか
  2. 日中・夜間の交換間隔は何時間か
  3. 現在の吸収回数表示で足りているか
  4. 漏れる方向は前・横・後ろのどこか
  5. 寝返りが多いか
  6. 本人が自分で交換するか、介助者が交換するか
  7. 少量パック等でサイズ・装着感を試せるか

無料・公的な選択肢

自治体によっては、大人用おむつ・尿とりパッドの現物支給や購入助成を行っている場合があります。対象年齢、要介護度、所得、在宅要件などは地域で異なります。

継続的に使う場合は、通販の価格だけで決める前に、親の自治体公式サイトや地域包括支援センターへ「紙おむつ支給」「おむつ助成」等を確認してください。

Amazonで購入する場合の注意

同じブランドでも、紙パンツ用/テープ用、昼用/夜用、4回/6回などが細かく分かれています。商品名の「夜用」だけで注文せず、外側のおむつの種類・吸収回数・サイズが現在使っているものと合うことを確認してください。

※Amazonの商品リンクは正式な商品リンクを取得できた場合のみ掲載します。URLや商品IDは推測して作成しません。

向く選び方・避けたい選び方

向く選び方

  • 交換間隔と尿量の目安を把握している
  • 外側おむつと適合するパッドを選ぶ
  • 漏れる位置に合う形状を確認する
  • 最初は少量で試す

避けたい選び方

  • 夜用なら全部同じだと思う
  • 吸収回数が最大の商品だけを選ぶ
  • 紙パンツ用とテープ用を混同する
  • 漏れるたびにパッドを重ねる

まとめ

尿とりパッドの昼用・夜用は、単なる吸収回数の大小ではありません。同じ4回分でも形状や想定する姿勢が違う商品があります。

外側おむつの種類 → 交換間隔 → 吸収回数の目安 → 長さ・幅・寝姿勢の順で確認し、必要以上に大きなパッドを選ぶのではなく、本人の使い方に合うものを選んでください。

確認した公式資料

最終確認日:2026年9月10日

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