「親がドコモだから、ドコモの高齢者見守りサービスがあるのでは」「auやSoftBankにも同じようなサービスがある?」と探すと、古い端末名や終了済みサービスの記事が混ざりやすくなります。
2026年8月28日時点の公式情報を確認すると、3社とも家族の見守りに使える仕組みはありますが、同じ種類のサービスではありません。ドコモはGPS位置検索、auはGPS端末や生活行動を確認するIoT機器、SoftBankは位置ナビが中心です。
先に結論|「キャリア名」より、何を見守りたいかで選ぶ
| 会社 | 現在確認できる主な仕組み | 主に分かること | 現行料金の例 | 高齢の親に使う際の注意 |
|---|---|---|---|---|
| NTTドコモ | イマドコサーチ | GPSによる端末の位置 | 月額330円。初回31日無料 | 見守られる側はドコモ回線が必要。端末を持ち歩く必要がある |
| au | au HOME/あんしんウォッチャー/かんたん見守りプラグ | 位置、家での生活行動の手掛かり | au HOME月額539円。デバイス代は別途・プランにより無料期間あり | 使うデバイスにより目的・設置条件が違う |
| SoftBank | 位置ナビ | 対応端末の位置 | 月額220円 | 公式案内は子ども用途が中心。高齢者専用サービスとして比較しない |
料金だけで決めず、「外出時の位置を知りたい」「家の中の生活反応を知りたい」「緊急時に駆け付けてほしい」のどれなのかを先に分けます。3社のサービスは、緊急通報や警備員の駆け付けまで一律に含むものではありません。

ドコモ|イマドコサーチは「家族の位置検索」が中心
NTTドコモの「イマドコサーチ」は、キッズケータイやスマートフォンなどのGPS機能を使い、登録した家族の居場所を検索するサービスです。公式ページでは「お子さまやご家族」の見守りとして案内され、見守る相手は5人まで登録できます。
- 月額使用料:330円
- 初回31日間無料
- 見守る側に月額料金が発生
- 見守られる側はドコモ回線の契約が必要
高齢の親にも「対応端末を普段から持ち歩く」条件が合えば位置確認に使えます。ただし分かるのは基本的に端末の位置です。端末を家に置いたまま外出した、電池が切れた、測位できない環境にいる場合は本人の安全確認にはなりません。
位置確認の考え方はGPSで高齢の親を見守る方法でも整理しています。
au|位置だけでなく「家での生活反応」を見る選択肢がある
au HOMEは、2026年8月時点でも「あんしんウォッチャー」「かんたん見守りプラグ」などを提供しています。
あんしんウォッチャー
位置確認に使う端末です。公式料金ページでは、あんしんウォッチャーLEは本体5,680円、au HOME利用料は初月無料・2カ月目以降539円のプランが案内されています。通常の「あんしんウォッチャー」は本体11,000円で、プランによって最大12カ月間無料後に月額539円となる案内があります。
かんたん見守りプラグ
コンセントに挿して使うセンサー型デバイスで、モーション・温湿度・照度・電力センサーを搭載しています。通信方式はLTE-Mのため、家庭のWi-Fiを前提としない点が特徴です。公式ページでは本体8,800円、初月無料・2カ月目以降au HOME利用料539円のプランが案内されています。
親がGPS端末を持ち歩くのが難しく、家での生活反応をゆるく確認したい場合は、位置検索サービスとは別の選択肢になります。ただし、スマートフォン側のアプリ設定や通知確認は家族に必要です。
古いau HOMEの記事には注意
auは一部の旧Z-Waveデバイスについて2025年3月31日にサービス提供を終了しています。開閉センサー01~03、モーションセンサー01などは終了対象です。一方、あんしんウォッチャー、かんたん見守りプラグ、ネットワークカメラなどは継続対象として案内されています。
検索結果に古いセンサー構成が出てきた場合は、必ず現在のau公式デバイス一覧で確認してください。
SoftBank|位置ナビは現行だが「高齢者専用」として売られているわけではない
SoftBankの「位置ナビ」は、登録した相手の現在位置を確認するサービスです。現行の利用規約では月額使用料220円とされています。公式の利用案内には、被検索者が12歳以上の場合の設定手順もあります。
ただし、SoftBank公式サイトでの訴求は主に「お子さまの見守り」です。そのため、この記事では「SoftBankの高齢者専用見守りサービス」とは扱いません。対応端末・回線条件・親が端末を携帯できるかを確認したうえで、家族の位置検索手段として検討します。
GPSは測位環境によって誤差が出たり、測位できない場合があります。緊急時の安全を位置情報だけに依存しないことが重要です。
3社比較で間違えやすい3点
1.同じ「見守り」でも確認対象が違う
位置情報を確認するサービスと、家電・センサー反応を見るサービスは役割が違います。親が外出した後の居場所を知りたいならGPS系、家の中の生活反応を知りたいならセンサー系です。
2.親の回線だけでなく家族側の条件も見る
アプリ、対応OS、アカウント、契約名義など家族側にも条件があります。「親がauだからau」「親がドコモだからドコモ」とだけ考えず、見守る側のスマートフォン環境も確認します。
3.解約・乗り換え時の扱いを確認する
au HOMEは、単独契約か通信サービスのオプション契約かで、通信回線を乗り換え・解約した際の扱いが異なります。単独契約は通信サービスを乗り換えても自動解約とはならない一方、au/UQ mobile/povo1.0/auひかりのオプションとして契約している場合は通信サービスの解約等に伴いau HOMEも自動解約となる案内があります。
長期間使う見守りでは、開始時の料金だけでなく、スマホ乗り換え時の継続条件まで確認してください。
無料・公的な方法で足りる家庭もある
位置や生活反応を常時確認する必要がなければ、家族の定期電話や自治体の見守り制度で足りる家庭もあります。最初からキャリアサービスの契約を増やす必要はありません。
高齢者の見守りを無料で始める方法を先に確認し、それでは不足する情報だけをキャリアサービスで補うと、契約を増やしすぎにくくなります。
向く家庭・向かない家庭
キャリア系サービスが向く家庭
- 親が対応端末を普段から持ち歩ける
- 家族がスマホアプリを使える
- 確認したい対象が「位置」または「生活反応」と明確
- 通知後に家族が電話や現地確認へ進める
キャリア系だけでは不足しやすい家庭
- 転倒・急病の自動検知と駆け付けまで必要
- 親が端末を持たない、充電できない
- 家族が通知を受けても対応できない
- 本人が位置共有や生活反応の共有を望んでいない
まとめ|2026年現在は「3社に同じ高齢者見守り商品がある」と考えない
ドコモ・au・SoftBankには家族の見守りに利用できる現行サービスがあります。ただし、ドコモとSoftBankは位置検索が中心で、auは位置確認に加えて生活行動を確認するデバイスも展開しています。
「高齢者向け」という名称の有無ではなく、何を確認したいか、親が端末を使えるか、家族が通知後に動けるか、解約・乗り換え条件はどうかを確認してください。


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