ポータブルトイレ・シャワーチェアなど排泄・入浴用品に介護保険は使える?

ポータブルトイレ・シャワーチェアなど排泄・入浴用品に介護保険は使える? 介護用品・福祉用具

【PR】本記事にはAmazonアソシエイトのリンクを含みます。Amazonのアソシエイトとして、親まもりガイドは適格販売により収入を得ています。

ポータブルトイレやシャワーチェアは、介護が始まった家庭で早く必要になりやすい用品です。ただし、店頭やネットで「介護用品」と書かれている商品なら、何でも介護保険で買えるわけではありません。

介護保険では、排泄・入浴など衛生上レンタルになじみにくい用具を特定福祉用具販売の対象として定めています。重要なのは商品名より、制度上の種目・条件と購入先です。

先に結論|ポータブルトイレ・シャワーチェアは対象になり得るが、先に指定事業者へ相談する

用品介護保険の位置づけ対象条件のポイント注意
ポータブルトイレ腰掛便座便座・バケツ等からなり移動可能で、居室で利用可能な便器一般通販で先に買わない
シャワーチェア入浴用いす座位保持など入浴を補助する目的高さ・安定性・浴室寸法を確認
浴槽用手すり入浴補助用具浴槽への出入り等を補助住宅へ固定工事する手すりとは制度が違う
浴槽内いす入浴補助用具浴槽内で座位を補助浴槽の深さ・本人の立ち上がりを確認
入浴台入浴補助用具浴槽の縁にかけ、浴槽への出入りを補助浴槽形状との適合確認
浴室内・浴槽内すのこ入浴補助用具制度上定められた用途に該当単なる一般マットとは分けて確認
ポータブルトイレ・シャワーチェアなど排泄・入浴用品に介護保険は使える?の要点を整理した図

ポータブルトイレは「腰掛便座」の一部

厚生労働省の告示では、腰掛便座の対象の一つとして「便座、バケツ等からなり、移動可能である便器(居室において利用可能であるもの)」を挙げています。一般にポータブルトイレと呼ばれる用具がここに該当する可能性があります。

ほかにも、和式便器の上に置いて腰掛式へ変換するもの、洋式便器の高さを補うもの、立ち上がりを補助する機能を持つ便座などが制度上の腰掛便座に含まれます。

シャワーチェアは「入浴用いす」として対象になり得る

入浴補助用具は、座位の保持や浴槽への出入りなど、入浴を補助することを目的とした用具です。厚生労働省は対象を次の7種類に整理しています。

  • 入浴用いす
  • 浴槽用手すり
  • 浴槽内いす
  • 入浴台
  • 浴室内すのこ
  • 浴槽内すのこ
  • 入浴用介助ベルト

いわゆるシャワーチェアは「入浴用いす」に当たる可能性があります。ただし、本人に合う高さ・座面・肘掛け・背もたれ・浴室の広さを確認せず選ぶと、かえって立ち上がりや移乗が難しくなる場合があります。

浴槽用手すりと住宅改修の手すりは別制度

浴槽へ挟み込むなどの入浴用手すりは特定福祉用具販売の対象になり得ます。一方、壁や床へ工事で固定する手すりは、住宅改修として扱われる場合があります。

「手すり」という名前だけで同じ制度だと思わず、工事の有無と設置方法を確認してください。住宅改修については介護保険の住宅改修で整理しています。

介護保険を使うなら一般通販で先に買わない

特定福祉用具販売は、指定を受けた事業者から購入し、福祉用具専門相談員の説明を受けることが基本です。ネット通販で見た目が同じ商品を購入しても、介護保険の購入費支給対象になるとは限りません。

Amazonやホームセンターで安い商品を見つけても、介護保険を使う予定なら購入前にケアマネジャーや指定販売事業者へ確認してください。

自費購入の参考:アロン化成 安寿 ポータブルトイレ FX-30S らくゾウくん 標準便座

介護保険を利用する場合は、Amazon等で購入する前にケアマネジャーや指定特定福祉用具販売事業者へ確認してください。以下は介護保険を使わず自費購入する場合の参考です。

ポータブルトイレをAmazonで確認する

「年間10万円」の共通制度はB028で確認する

特定福祉用具販売の支給限度基準額、自己負担割合、償還払い・受領委任払いなどの共通制度は、介護保険で買える福祉用具一覧で整理しています。

この記事では重複を避け、「ポータブルトイレや入浴用品がどの種目に当たるか」を中心に確認します。

買う前に測っておきたい場所

ポータブルトイレ

  • ベッドや布団からの移動距離
  • 置く場所の幅・奥行き
  • 便座の高さ
  • 立ち上がるときの手すり位置
  • バケツの着脱・処理をするスペース

シャワーチェア・入浴補助用具

  • 浴室入口の幅
  • 洗い場の広さ
  • 浴槽の高さ・幅
  • シャワーや蛇口との位置関係
  • 介助者が横や後ろに立てるか

親本人と介助者の負担を両方見る

ポータブルトイレは夜間移動を短くできる一方、排泄物の処理・清掃・におい対策が家族や介助者の負担になります。シャワーチェアも、座れるだけでなく、浴室内で安全に向きを変えられるか、介助者が支えられるかが重要です。

商品を置けるかだけでなく、「誰が掃除・消毒・高さ調整をするか」まで確認します。

向く家庭・購入を急がない方がよい家庭

制度利用を相談しやすい家庭

  • 要支援・要介護認定を受けている
  • 在宅で排泄・入浴に具体的な困りごとがある
  • ケアマネジャーや福祉用具専門相談員へ相談できる

購入を急がない方がよいケース

  • 退院前で動作能力がまだ分からない
  • 浴室や居室の寸法を測っていない
  • 一般通販で先に買おうとしている
  • 住宅改修やレンタルの方が合う可能性がある

まとめ|商品名より「制度上の種目」と「本人への適合」を確認する

ポータブルトイレは腰掛便座、シャワーチェアは入浴用いすとして、介護保険の特定福祉用具販売の対象になり得ます。浴槽用手すり、浴槽内いす、入浴台、すのこなども制度上の入浴補助用具に含まれます。

ただし、介護保険を使うには購入先・対象条件の確認が必要です。先に商品を買わず、本人の動作と住環境を見てもらったうえで選んでください。

確認した公式資料

コメント

タイトルとURLをコピーしました